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トークン移行ツール(Token Migrator)は、セルフマネージド環境で Authlete 2.3 から 3.0 へトークンを移行するために、Helm チャートでデプロイするツールです。導入手順は「Kubernetes インストールガイド」の「移行フェーズ(任意)」を参照してください。 本記事では、トークン移行ツール 1.4 で計測した所要時間を示します。実際の所要時間は、データベースのリソース、移行のフェーズ、移行対象クライアントとトークンの数によって異なります。
本記事の所要時間はすべて、トークン移行ツールのバージョン 1.4 で、GCP の db-custom-1-3840(1 vCPU、3.75 GB RAM)と同等のティアのデータベースを使用して計測した値です。リソースがより少ないデータベースでは、性能が低下する可能性があります。移行元と移行先のデータベースには、いずれも同等以上のリソースを割り当てることを推奨します。

トークン変更の検出時間

トークン移行ツールは、移行元データベースでトークンが変更されてから約 1 分以内に、変更されたトークンについて、移行先データベースへの書き込みを開始します。書き込み開始までの遅延は、データベースの負荷、ポーリング間隔、現在のイテレーション内の処理位置、移行対象クライアントの数、移行元のトークン数によって長くなります。

トークン変更がない場合のイテレーション所要時間

トークン移行ツールは、トークン変更を期間で区切って検索します。イテレーションとは、ひとつの検索対象期間について次の手順を完了することを指します。
  • 移行対象クライアントの検出
  • 検索対象期間内のトークン変更の検出
  • 検索対象期間内のトークン変更の書き込み
手順が完了すると、トークン移行ツールは、前回の検索対象期間より後の期間を対象に次のイテレーションを実行します。イテレーションは、トークン移行ツールが停止されるまで繰り返されます。 上記の計測環境でトークン変更がない場合の、1 回のイテレーションの推定所要時間を次の表に示します。表の時間には、各イテレーションの最後に発生するポーリング間隔の待機時間は含まれません。移行対象クライアントや移行元データベースのトークンが少ない場合、イテレーションの所要時間は大幅に短くなることがあります。

トークンの書き込み速度

単一のクライアントの場合、トークン移行ツールは 70 分あたり約 100 万トークンの速度でトークンを書き込みます。複数のクライアントのトークンを移行する場合は、構成やトークン変更のあったクライアントの数によって、より多くの時間がかかる可能性があります。